[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
このゲームをご存知の方にも首を傾げられるようなコンビで申し訳ない。
ついでに言えばカップリング表記はコレット×ユアンでお願いします。
ええ、もうね、声を大にして言いますよ。
ユアンが大好きだー!!!
ドジっ子のくせにでっかいダブルセイバー振り回して前衛で戦っちゃうところとか、
ドジっ子のくせにやたらと偉そうなところとか、
ドジっ子のくせに自ら神子一行を暗殺しに来ちゃうところとか、
もう、非の打ち所のないラブリーさ!!
何度もロイドに告白するし、エスカのディランドゥばりの悪ボイス高山ミトスにボコボコ蹴りいれられちゃうし、(ごめんねユアン!ディラファンとしてはあの笑いの為に延々と君を蹴られっぱなしにしてたヨ!!)ハーフエルフの差別をなくすためにミトス達と旅してたはずなのに平気で憎憎しげに『人間め!!』とか言っちゃうし。
とにかく大好きだー!!
カップリングとしてはクラロイが好きなんですよ。
王道カプなんだから、そっち描いとけばいいじゃん!!
何もまるで見たこともないような二人を描かなくても………!!
とは思うんですがね。
でもキャラとして好きなのはユアン。
指輪物語のコレットの四葉のクローバー発言で、「コレユアいいかも!!」とキちゃったわけでして。
ドジっ子カプ!!
二人で並んで歩いてると、同時に何もないところで転んだりするんですよ!!
最高。
そんな可愛い二人が大好きです。
ラブじゃなくてもありかなとは思いますが。
ユアンはやっぱりマーテルが好きだろうし、そういう気持ちを汲めないコレットじゃない…というか、ユアンの気持ちを知っているからこそ遠慮しちゃうと思うし。
だからコレット→ユアンが正しい表記なんでしょうか。
でも岩城、女の子が報われないのはあんまり好きじゃないので、できればコレットが好きだったとしたらユアンもそのうち好きになってくれればなと。
え?クラロイの時点でコレット報われてない?
いや、だってクラロイは自然の摂理だから!!
恋に落ちたのが過失(あやまち)でもいい
積もる切なさは罪じゃない
岩城の最愛氷室SONGを二人の脳内テーマソングにしちゃうほどクラロイが大好きだー!!
コレは譲れない。
だから、コレットはユアンとくっついたらどうかというお話ですね。
ええ、もう、捏造妄想過多ですよ。
究極の自己満足ですので、どうかさらりとスルーのほどよろしくお願いします。
読みたい!という奇特な天使様は続きからどうぞ。
【君に望む幸福(しあわせ)】
「あっ、ホラ!ありましたよユアンさん!四葉のクローバー!」
満面の笑顔で差し出されたそれを、ユアンは受け取りもせず、あからさまに怪訝な視線を返した。
「………だからどうした」
「よかったら、どうぞ」
「別にいらん」
容赦の欠片もない冷たい物言いにもコレットの笑顔は曇らない。
エヘヘと笑って、「はいっ」と改めてユアンにクローバー突き出した。
眉間に皺を刻んだ男は、引く様子のない少女に折れて、渋々それを受け取る。
「ありがとうございます、ユアンさん」
そういえば前にも四葉のクローバーがどうのとか言っていたなこの少女は、と、手のひらに視線を落としたユアンは、前方から聞こえてきた身に覚えのない感謝の言葉に僅かに首を傾げた。
「お前が礼を言うのか?」
「はい!」
「……………」
間髪入れずに元気よく返事をされてしまうと、先の言葉が続かない。
この少女は、人にわかるように話をする気がないのか、いつも理解しがたいことを言う。
絶句したユアンを置いてけぼりで、コレットは胸の前で手を組み、瞳を閉じて祈った。
「ユアンさんに、幸せが訪れますように」
紡がれた言葉に、ユアンは目を見開く。
「……………神子」
「私、もう神子じゃないですよ」
「ああ…そうだったな」
いや、そこじゃない。
そんなことはどうでもいい。
何故。
何故お前が私の幸せを祈る。
意味がわからん、と混乱したところを、更なる言の葉で畳み掛けられる。
「ありがとうございます」
「今度はなんだ」
返事に少々の苛立ちが含まれてしまうのも、まあ仕方ないことといえた。
何しろ、ユアンにはコレットの考えていることがさっぱりわからない。
じろりと見下ろされた少女は、言葉を選びながら慎重に答える。
「えと…今日この場所に、一緒に来てくれたことです」
「強引に連れ出したのはお前だろう」
ユアンはこれでも多忙な身だ。
クルシスを統べていたユグドラシルがいなくなったからと言って、ディザイアンやレネゲードのハーフエルフまでもがいなくなるわけではない。
四大天使のうちの二人はもう亡く、クラトスもハーフエルフに積極的に関わる気はないようなので、必然的にそれらを纏めるのはユアンということになる。
五聖刃もいなければ、片腕だったボータもいない状態で、ユアンは仕事に追われる日々を送っていた。
そんなある日、突然現れたコレットが、「たまにはお休みしないと体に悪いですよ」と、ユアンを引きずるようにしてこんな草っぱらまで引っ張ってきたというわけだ。
お前のようにお気楽な立場ではないと言おうとも、コレットはそれでもついて来てくれたと喜んでいる。
「でも、嬉しかったんですよ」
「それはよかったな」
ぶすっとしたそっけない言葉を受けた少女が、本当に幸せそうに微笑んだので、ユアンは妙に居心地が悪くなった。
穏やかな風が、二人の間を通り過ぎていく。
沈黙に耐えかねて先に口を開いたのは男の方だった。
「何故、四葉のクローバーなんだ」
「ユアンさんが幸せになったらいいなと思って」
「だから、何故だ」
「…幸せになって欲しいから」
要領を得ない返答に、ユアンはイライラと眉間の皺を深くする。
「答えになっていないぞ」
わかるように喋れと促せば、コレットは軽く眉を八の字にして困ったように微笑んだ後、小さく、小さく呟いた。
「マーテルさんもきっとそう思ってます」
「それは……………私とマーテルのことで、お前には関係ない」
「…そ…ですよね」
そう言われることはわかっていたのだろう。
少女は小さくなって俯いた。
マーテルの器となった少女。
どんな想いで、それを受け止めたのか。
きっとマーテルの記憶の中に、ユアンへの想いを見つけてこんなことを言っているのだろう。
「私は別に不幸ではなかった。やるべきことがあった。仲間もいた。私の幸せを、お前が決めるのか」
「ごめんなさい…」
もっともな事を言われ、コレットは叱られた子犬のようにしょんぼりしてしまう。
そう素直に謝られると、ユアンの方も少々大人気がないような気がしてくる。
この少女とて、好きでマーテルの器になったわけでも、知りたくて自分達の関係を知ったわけでもないのだ。
自分でも言ったとおり、『関係ない』はずなのに気遣ってくれるコレットの気持ちを少しも汲まないのは、いくらなんでも非道に過ぎるか。
「……………コレット」
「あっ、は、はいっ」
珍しく名前を呼ばれ、コレットは慌てて返事をする。
「手を出せ」というユアンの指示に、少女は素直に従った。
小さな手のひらに、再び、四葉のクローバーが乗る。
「これはお前のものだ」
「え……でも」
「マーテルならばそう望むだろう。神子として、辛い道を歩んだお前が、幸せになることを」
「あ…………」
コレットの驚きの表情が、徐々に笑顔に変わっていく。
「ありがとうございます、ユアンさん!!」
「……………くだらん」
らしくないことを言ってしまった。
向けられた、花も恥じらう笑顔が照れ臭く、ユアンはぷいとそっぽを向いた。
ひとしきりニコニコしたコレットは、持って来たバスケットを引き寄せる。
「えへ…ユアンさん、お弁当を作ってきたから、よかったら食べませんか?」
「…食えるものだろうな」
「ジーニアスのレシピだから平気ですよ!」
「…誇るところなのかそれは」
まあ食ってやらなくもないと頷いてしまったのが甘かった。
天下無双のドジっ子コレットが、このお約束を違えるはずもない。
塩と砂糖を間違えた料理の数々に吹き出したユアンは、
『お前が私を不幸にしてるんじゃないのか』
と涙目で、
『失敗しちゃったあ』
と舌を出すコレットを睨んだ。
(終)
●あとがき補足●
クラトスはフツーにロイドと一緒にいます。
フォシテスくらいは生きててもいいかなーとか思いますが(願望)、とりあえずユアンがまとめ役で。
リフィルとかもハーフエルフのために色々尽力してるんでしょうが、それとはまったく別のところで纏める人が必要なのではと思いまして。
書いてみたら、やっぱりユアンが大好きでした。
可愛い二人だなあ。
やっぱりくっついてしまえ!!