今日も今日とてジュスラン宅を訪れたアリアバート。

アリアバート「ジュスラン卿、部屋にいるというから入らせてもら……、った、が」






ギャーーン！！
 


アリアバート「な……そ、それは！？」


一体何事かと思われた方は続きへとお進みください。ジュスラン→姫前提で、しかしジュスランとアリアバートしか出てきません。絵ヅラからうかがえる通りジュスランもアリアバートも真面目におかしい感じでツッコミ不在なので、頭悪い展開を愛せない方は読まないことをお勧めします。

対話形式なので、J・ジュスラン　　A・アリアバートでお送りします。

では続きをどうぞ。



J「アリアバート卿か……。悪いが今日は貴公と茶を楽しむ時間はない。…いや、別に勝手に飲んで行ってくれても一向に構わぬが、俺には出掛ける用事があるので一緒は出来ぬ」
A「用事があるのなら………………、
　 っまさか、それを持って出掛けるつもりか！？一体何を…！？」
J「…………………。
　 アリアバート…リディア姫に対し藩王殿下が言っておられたことを覚えているか」
A「この間の会議の話か？……将来が楽しみだとか、何とか」



J「それだ！！」



ドン！！


A「（常にない勢いにちょっと引きつつ）っ……そ、それが何か？」
J「藩王殿下は姫ターゲットロックオンかもしれん…」
A「いや………それは、ないと思う、が…？」
J「愛だ恋だでなくとも、何らかのフラグが立つ前に、俺は殿下を殺る」
A「ま……待て！！まだそうと決まったわけでもないのにか！？」
J「一つでもフラグが立つと、藩王殿下ルートに入り、例えその後殿下を始末したとしても『姫・アジュマーンルートバッドエンド』になってしまうかもしれないからな」
A「うむ……………まず、落ち着け。とりあえずその巨大なライフルを置いて……重ッ！！」
J「アーバレスト社製対戦車ライフルＡＴＲ－６６６『爆殺刑吏＜バースベルク＞』だ。全長２１４ｃｍ、重量２０ｋ」
A「これを今立射体勢で構えていたのか！？一体どんな腕力をしているんだ」

J「ああ、ちょっと数十年寿命を犠牲にしてドーピングを」

A「長寿のエルフでもないのにそんなノーフューチャーなドーピングを！？」

J「どちらにしても藩王殿下を暗殺して無事でいられるはずもない。姫のトゥルーエンドのためなら安いものだ」
A「（殿下のあのたった一言でジュスラン卿の心に暗黒が育ってしまったのか……どうしたら）」
J「心配するな、殿下を暗殺したあと、遺言をでっち上げて貴公が次期藩王となるようにしておくから」
A「いやっ…そ、そこは別に心配していないが！！」
J「アリアバートになら姫のことも安心して託せる。姫を……頼む」
A「ま、待て！！貴公に何かあればリディア姫も悲しむだろう！！」
J「……………。………姫には、バルアミーがいる」
A「（……溜息つかれたことまだ気にしてたのか……）だ、だが」


J「安心しろ。このライフルなら一撃だ」


A「威力の心配でもなく！！そうじゃなくて……殿下を暗殺するのはともかく、貴公が犠牲になる必要はなかろう！」←何気にドライなアリアバート。アリアバートにはアジュマーンが死んで困ることなど何もないしね…。
J「アリアバート卿の気持ちは嬉しいが…」
A「いや、暗殺などしなくとも、俺かジュスラン卿のどちらかがさっさと次期藩王の座を奪い、適当な口実を作って姫から遠ざけてしまえばいいだろう」

J「フラグが」


A「藩王殿下はメイン攻略キャラじゃないから一つ二つフラグがたっても、その後一つでもイベントをやり逃せばフラグは消えるはずだ！！」


ドン！！


J「！！！」


A「本当に大切なのは、ジュスラン卿とリディア姫とのフラグではないのか…！？」


J「…………ッアリアバート……………！！」



アリアバートの正しさを、ジュスランは認めた。（急に原作調）



J「そうだな…本当は、わかっていた。こんなことをしたところで『ジュスラン・アジュマーンルート心中エンド』にしかならないことは……。
　 しかし、そんなことをしても姫は喜ばぬ。有難うアリアバート。忠告、感謝する」
A「なに、かまわぬさ。ジュスラン卿に貸しをつくるのは、俺にとってまことによい気分だ。いずれ貸しは返してもらうが、多少の利息は覚悟しておいてもらうとしようか（うまくまとまってよかった…。というか心中エンドて…）」
J「ああ、いつでも何でも言ってくれ。俺に出来ることなら何でもしよう。冥府の魔王の召喚でも、食屍鬼の使役でも…」
A「いや！そういう旧神がらみのものは、ちょっと…」
J「では、とりあえず茶の一杯もどうだ」
A「そうだな、いただくとしようか」

……こうして。

アリアバート・タイタニアの必死の説得により四公爵の一人（しかも直接）による藩王暗殺という未曾有の事件は未発に終わった。
だが、後世の歴史家たちが彼の功績を知ることはない。




●おまけ●

（優雅に茶をたしなみつつ）
A「はっ…そういえば、縮んだ寿命は！？」
J「心配ない。ちょっと次元をずらして薬剤を投与する前の体に戻した」
A「そうか、よかっ…………………、



　　じ、次元をずらして！？」



J「ところで昨日のＴＶＴ（テレビ・タイタニア）でやっていた時代劇『暴れん坊天狗』だが」
A「物凄い不自然な話題転換！？というかＴＶＴでそんな天狗の面が横スクロールでシューティングしそうな時代劇がー！？」
J「おかわり飲むか？」


めでたしめでたし☆（どこが）




……酷いねこれ！！

いや、もうなんかジュスラン妹姫推奨派としては、あの時のアジュマーンを見逃せなかったんだよ……！！
心に暗黒を育ててるジュスランしか思い浮かばなかったんだ…！！

前回感想に書いた、アニメでなくて残念だったシーンをアニメ展開に辻褄合わせて完全補完！！（どこが）

イラストは某ツン髪エルフのスチルパクリで申し訳なく……でも模写にすらなっていないほどへっぽこだからリスペクトとかオマージュとかいう言葉で誤魔化させてください。
対戦車ライフルの資料が欲しいなあ…。
本当はもっとかっこよく描いてあげたかったんだけど、そんなに手間暇かけているほどの時間もないしね！？

あれおかしいな。
せっせとタイタニア更新してる場合か…？
………眼鏡の方が一段落したので自分にご褒美を！！（新刊落としておいてご褒美とかありえないから）
次はリアだー！！


ちなみにもう一つの案としてはネクロマンサージュスラン・タイタニアがありました。
旧神絡みな発言がその名残です。（どうでもいいよそんなこと）
ジュスランは軽く魔導書くらい扱えるといいよ。
前回日記のジュヴナイルタイタニアのせいで、

ジュスラン＝黄龍の器

という図式が脳内で大暴走。
五行の力でアリアバートを守ればいいんじゃないかな！（やはりアリアバートが姫か！）
……アリアバートは異能とかない方がいい！！
あくまで人間で有能なのがいい！！


AJを愛してやまない岩城ですが、やっぱりジュスランと姫も大好きなので、妄想の比率は５分５分です。
……ただ、姫の場合はラブというよりジュスラン親馬鹿的なギャグが基本ですが。
何の関係もないのにネオアンのキャラソン『君色フィルム』聴いてると５年後くらいの二人の妄想が止まらない！
岩城ネオアンやってないからキャラはよくわからない！！（屑だよ）
……他にもあの曲は中の人繋がりできみスタのまーくんにしか聞こえないんですが…。
声を音として愛しているが故に元ネタ知らないキャラソンを買うことなどしょっちゅうです。

好きな声の人は概ね自分の興味のない作品、キャラをやっていることが多いです。（憐＋５）


…声はともかくとして。
姫とジュスランはいいよね！！
別に相手がバルアミーでも十分年の差あるし、バル姫も余裕で大好きなんですが、相手がジュスランの場合だとリディア姫が好きになった時に、『どう考えてもかなわぬ恋』なのが非常に美味しいと思うのですよ！！
姫は何年も悩んで悩んで何度も諦めようとして諦められなくて、そうこうしているうちに立場上断れないような結婚話が持ち上がっちゃって、「どうせ叶わないのだから言ってしまえ」とばかりに半ば自棄でジュスランに告白。

でもそこでジュスランは断るんだよ！！

「それはきっとずっと近くにいたから錯覚しているだけですよ、姫。…あなたを幸せにするのは私ではない」

とか何とか微苦笑で！！
『叶わぬことなどわかっていたことだ』って自分を誤魔化しつつも意気消沈して、でも心残りはないと結婚することに。

断っておきながらも心穏やかではないジュスラン。
姫のことなんて好きに決まってる！！
……だけど自分タイタニアだし姫のことを考えたら当然身を引く方が彼女のためなんだ。
…なんていかにも大人らしく『彼女のため』なんて建前で臆病な自分を誤魔化しちゃうんだよばか！！

一人部屋で悶々としてる所に、アリアバートがはっぱかけに来ればいいんだよ！

ジュスランは空港まで走っていけばいいよ！！（Ｂ’ｚか） 
むしろ結婚式中のチャペルに乱入して姫をかっさらえばいい。

ジュスラン「姫！！」
リディア「じゅ…ジュスラン卿…！？」
ジュスラン「もう…自分に嘘をつくのはやめた……。
　　　　　　リディア……貴女を愛している……！！
　　　　　　もしもまだ、同じ気持ちでいてくれるなら、どうかこの手をとって欲しい」
リディア「ジュスラン卿……！！」



お　約　束　。

……相手タイタニアじゃあ誰も何も言えない風味だ　ね　…！！

使い古された超絶お約束風味が大好きな岩城です。
まあバルアミーでも同じ展開で何の問題もないですが。
それも美味しいけどね！！（結局）
でもバルアミーでこの展開だと、教会に来たときの姫のサプライズ度が少し低いような気がして…！！

バルアミーなら、むしろ逆がいいなあ。
バルアミーが結婚とかいう話になる方が！！

その妄想も　と　き　め　く　……！！

でも書いてるとまた長くなるので今回は省略で！！
ッ駄目だもうこの人。
姫はいいよね！！
美少女は世界の宝なんだよ！！



いらない追記。時代劇暴れん坊天狗見たすぎる…！（自分で書いておいて）
一体どんな横スクロールシューティング活劇が……！！